【青葉区】
激変するニーズに対応急ぐ大型店
仙台青葉商圏は、仙台市中心部(駅前〜一番町)の商業集積を抱える。新型コロナウイルス感染症による影響が大きい大型商業施設は、新しい生活様式を踏まえた集客策に取り組む。また、新型コロナによって生じた消費行動の変化を捉えた新しい取り組みが始まっている。
【宮城野区】
誰かの「かけがえのない店」になる
仙台市が進める「せんだい都心再構築プロジェクト」で老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」に、2020年9月、定禅寺通周辺など青葉区勢とともに、宮城野区の仙台駅東口エリアが加わった。これは、不動産に投資する人などにとっては大きなプラスの要素。また、郊外では、コロナ禍に炙り出される課題もある。
【若林区】
コロナ禍からの再生へ、荒町商店街
若林区では、新型コロナ禍で飲食店を中心に打撃を受けている荒町商店街が復活へ向けて動き出したほか、大和町では新商品を開発して商圏を広げたスーパーなど、経済再生に向けて歩み始めている。一方、東部地区の土地区画整理事業も大きく動き出した。
【太白区】
地域を支える新ビジネスも誕生
JR長町駅東口のあすと長町への各種大型店出店、地下鉄南北線長町南駅のザ・モール仙台長町、ララガーデン長町。二大商業集積の構図が相変わらず続いている。こうした中、新型コロナ感染症により影響を受けている、地元商店の取り組みは新しい生活様式をにらんだもの。ニュービジネスも生まれている。
【泉区】
コロナ下でも2業種が東北初出店
新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、生活基盤である最寄品や巣ごもり需要に応えた買回品など、足元の商圏が下支えし、東北初出店の店舗も好調に推移。商圏構図に大きな変化は生まれていない。高齢化と人口減少を抱える同商圏は、新しい生活様式に対応した取り組みがどう変化していくのか注目したい。
2019年11月1日より、定価1390円となります。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。
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