【青葉区】
市中心部は新型コロナで大打撃
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う行動制限は、大型商業施設が集積する仙台市青葉区の市中心部に大きな打撃となった。その影響は、21年に入っても継続しており、各商業施設は新たな取り組みに着手する。一方、郊外では、出店用地を求めるドラッグストアと、既存の商業施設との競争が激化しつつある。
【宮城野区】
ヨドバシ仙台第1ビルが着工
仙台市宮城野区の21年10月の人口は19万508人で、前年比25人減少した。JR仙台駅東口では、商圏に大きなインパクトを与えるヨドバシ仙台第1ビル開発計画が、いよいよスタート。栄地区では食品スーパーが改装し、鶴ケ谷地区では地元中心でまちづくりが進む。仙台港エリアの集客力も高まってきた。
【若林区】
東北学院大学五橋キャンパスで注目の荒町
若林区は複数の大型プロジェクトが進行中だ。東北学院大学五橋キャンパス稼働に向け、隣接する荒町商店街では、学生への働き掛けの準備を進めている。さらに荒井地区では新たな住宅地が誕生したほか、六丁目への仙台工業団地の移転に向けた工事も進み、新たなまちに向けた取り組みが加速している。
【太白区】
増える人口、地元消費に活路
仙台市5区のうちダントツの人口増となっているのが太白区。5年前に比べ5470人増え、あすと長町エリアの人口増が著しい。これを巡ってあすと長町周辺や地下鉄南北線長町南駅周辺の商業施設がしのぎを削る。長町の商店街はコロナ下を乗り越えるべく支援を打ち出し、地元消費につなげたい考えだ。
【泉区】
中山エリアがスーパー激戦地に
泉区ではコロナ禍で遠方からの集客は減少したが、食料品や日用品、巣ごもり需要の物販が堅調に推移、地元購買率の高さが伺える。そんな中、中山エリアに「ジャパンミート生鮮館」が出店し、同エリアはスーパー激戦区に。また、黒松ではみやぎ生協黒松店が、顧客ニーズに応えた店舗に改装、魅力を高めている。
2019年11月1日より、定価1390円となります。
ご理解のほど何卒よろしくお願い致します。
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